9月は防災月間!災害時こそ大切な「お口の健康」と子どもの口腔ケアの備え方
公開日:2022 年 9 月 12 日/更新日:2026 年 9 月9日
9 月 1 日は防災の日、そして 9 月は防災月間です。学校や職場では避難訓練が行われる時期ですが、ご家庭でも避難袋の中身や非常食の期限を見直すきっかけにしてみましょう。
災害時には水や食料の備えが何より大切ですが、実は「お口のケア」も見落とせないポイントです。特に小さなお子さんは、自分から体の不調をうまく伝えられなかったり、環境の変化に敏感だったりするため、大人以上に気を配ってあげる必要があります。
今回は、いざという時に備えておきたいお口のケア用品と、お子さんの防災時の口腔ケアについてご紹介します。

なぜ災害時こそお口のケアが大切なの?
災害時は断水や食料の偏り、いつもと違う生活のストレスから、歯磨きがつい後回しになりがちです。しかし、お口の中が不衛生な状態が続くと、虫歯や歯周病だけでなく、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん・食べ物や細菌が誤って気管に入ることで起こる肺炎)など、全身のトラブルにつながるリスクも高まります。抵抗力がまだ発展途上のお子さんは、慣れない環境で体調を崩しやすいうえにお口のトラブルが重なると、心身への負担がより大きくなってしまいます。
避難袋に入れておきたいお口のケア用品

歯ブラシ・フロス
一人 1 本、使い慣れたものを入れておきましょう。少量の水があれば歯を磨けるので、優先度の高いアイテムです。フロスや歯間ブラシも一緒に入れておくとさらに安心です。
液体歯磨きや洗口液
水が十分に使えない状況でも、口をゆすぐだけでケアができます。家族みんなで使えるよう、刺激の少ないものを 1 本用意しておくと、お子さんにも使いやすいです。
キシリトールガムやタブレット
唾液を出す助けになります。災害時は水分を控えがちになり、唾液の量が減ることでお口の自浄作用も落ちてしまいます。ガムやタブレットで唾液の分泌を促すと同時に、虫歯予防のサポートにもなります。ただし、小さなお子さんは誤って飲み込んでしまう可能性があるため、年齢に合ったものを選び、必ず保護者の見守りのもとで与えてください。
歯みがきシートや清潔なハンカチ
歯ブラシが使えない状況では、指に巻いて歯の表面をやさしく拭うだけでもお口のケアになります。乳幼児にも使いやすいアイテムです。
子どもの災害時の口腔ケア、ここに気をつけて
小さなお子さんは、災害時の環境変化にストレスを感じやすく、いつも以上に歯磨きを嫌がったり、逆に不安からおやつを欲しがったりすることがあります。
無理せず「拭くだけ」でも大丈夫
歯ブラシが使えない、お子さんが嫌がるという場合は、ガーゼや清潔なハンカチで歯の表面をやさしく拭うだけでも虫歯予防につながります。「磨けない日があってもいい」と気負わずに、できる範囲で続けることが大切です。
甘いおやつが増えがちな時期こそ、だらだら食べに注意
非常食は甘いお菓子や菓子パンが中心になりやすいものです。だらだらと食べたり飲んだりする時間が続くと、お口の中が酸性の状態が長く続き、虫歯のリスクが上がってしまいます。可能な範囲で「食べる時間をまとめる」「食後に水やお茶で口をゆすぐ」だけでも、お口への負担を減らすことができます。
普段からのフッ素塗布や仕上げ磨きが「もしも」の備えに
日頃からフッ素塗布や仕上げ磨きでお口の環境を整えておくことは、災害時にケアが行き届かない期間があっても、虫歯になりにくい土台づくりにつながります。備えは、防災グッズだけでなく歯の健康づくりにも言えることです。

まとめ
今回は、災害時に備えておきたいお口のケア用品と、お子さんの防災時の口腔ケアのポイントをご紹介しました。防災グッズの準備とあわせて、日頃の仕上げ磨きや定期健診も忘れずに続けていきましょう。お子さんのお口のことで気になることがあれば、いつでも当院にご相談ください。
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