噛む事の大切さについて(全ての年齢の方向けです)
交野市、枚方市、四条畷市、寝屋川市からも通いやすい大人とこどものための歯医者さん
津田駅の歯医者のおがわ歯科こども歯科クリニックの小川です。
今日はコロナの影響で自宅で過ごされている方も多いと思いましたのでこどもから大人の方にも関係の
ある話をしていこうと思います。
人間は生まれてから死ぬまで食事をします。食べるものは年代によって変化するもの口から栄養を摂取
しエネルギーに変換し生活をしています。
大人もこどもも噛み砕いたり、すりつぶしたりする必要のない食べ物ばかりを食べていると、口のまわ
りの筋肉をあまり使わなくなり、お口の機能が育ちにくくなったり低下したりします。
ちなみに噛む能力は実は生まれつき備わっているわけではなく、学習により身に付くものです!
身近にある食材でも、調理法を少し工夫するだけで噛む回数が自然に増え、無理なく噛めるようになり
ます。
こどもも大人も硬いものを噛めばよいわけではありません。噛む回数が自然と増える調理法をオススメ
しています。
今、ドキっとした方もいらっしゃると思いますが顎も筋肉で動きます。大人もこどもも筋トレ(食事)
が大事なんです。
噛むことの効能
- 唾液の分泌を促進させます
- 脳の血流が増し、脳が活性化します
- 運動能力や体のバランスが向上します
- 満腹中枢をコントロールして、肥満防止につながります
- あごや首などの筋力を強め、姿勢を良くします
- 口やあごの正常な発育を促進させます
唾液(つば)のはたらき
噛むことが刺激となり、たくさんの唾液が出ますが、この唾液には優れた機能が多くあります☆そのいくつかを紹介します。
<食事のときには・・・>
- 食べたものを軟らかくして、飲み込みやすくします
- 消化を助ける酵素が含まれています
- 食べ物が唾液に溶けることで、舌にある味センサーが食べ物の味を感知できるようになります
- 食べかすなどを洗い流します
<お口や全身の健康を守るために・・・>
- お口の粘膜が乾燥するのを防ぎます
- 硬い食べ物などでお口の中が傷つかないように保護します
- 唾液に含まれる免疫物質(免疫グロブリン・ラクトフェリンなど)が口の中のバイ菌を攻撃し、増殖を抑えたり無毒化したりします
- 顎の筋肉が発達すると口がポカンと開く事が改善します
また、唾液には食べ物の中に含まれる発がん性物質によって生じる活性化酸素を抑える物質(ペルオキシダーゼ・カタラーゼ・ビタミンC)も含まれています
- 虫歯を予防する成分(カルシウム・重炭酸塩・リン酸塩)を含んでいます。
どうですか?コロナで家に引きこもってストレスを感じる時期には唾液の分泌も少なくなるので、食べ
るものの1工夫しよく噛む事が健康の第一歩になると思い書かせてもらいました。
日本のコロナ終息が1秒でも早く終息すること祈り、今回の投稿を終わらせてもらいます。
最後までお読みいただきありがとうございました。おがわ歯科こども歯科クリニックの小川でした。