マスク生活で気になる口臭のお悩み…唾液検査で口の状態を確認してみよう!
マスク生活で、ご自身の口臭が気になるというお悩みが増えています。
自分の口臭が気になった時は、歯を磨いたり、ガムやタブレット・うがい等で一時的な対処をしている方が多いのではないでしょうか。
しかしそれでは、口臭の問題は解決することはできません。口臭の原因を把握し、しっかり取り除いてあげることが大切です。
そこで今回は、口臭の主な原因や唾液検査の方法、唾液検査からわかることについてご紹介します。
口臭の主な原因
口臭には大きく分けて以下の5種類があります。
- 生理的なもの(緊張・加齢)
- 心理的なもの(ストレス・思い込み)
- 口の病気(歯周病・虫歯・ドライマウス・口腔内の癌など)
- 口以外の病気(内臓器官の病気・糖尿病・治療の薬によるもの)
- 食べ物・嗜好品によるもの(臭いの強い食べ物やタバコによるもの)
歯科医院では、食べ物や生活習慣などをカウンセリングし、お口の状態を確認して、トラブル原因かをつきとめます。また「唾液検査」をすることで、お口の中の歯菌や唾液の酸性度などをグラフや数値で視覚的に見ることができ、口臭だけでなく、虫歯や歯周病予防にも役立てます。
唾液検査でお口の環境を確認してみよう
お口のトラブルの原因は1つではありません。今、お口の環境がどのようになっているのかしっかり確認して、トラブルの原因を知り、患者様それぞれに合ったお口のケアをすることが効果的です。お口の状態を知るためには唾液検査がおすすめです。
検査は簡単、洗口用水で口をすすぐだけ。患者様に負担なく、すぐに結果をグラフや数値で見ることができます。この結果を患者様の生活習慣などを虫歯予防に役立てます。
唾液検査の流れ
- ①洗口用水で口をすすぐ
- 洗口用水で10秒間軽く口をすすぎ、コップに吐き出します。
- ②測定
- すすいだ液を唾液検査用の測定器にセットして、検査スタート。
- ③測定完了
- 5分で測定結果をグラフや数値で確認できます。
唾液検査からわかること
唾液検査から、主に下記の3点を見ることができます。
歯の健康度
お口の菌の数、唾液の酸性度、酸に対する抵抗に関することから歯垢の付きやすさや虫歯になりやすいかどうかがわかります。
歯茎の健康度
白血球やタンパク質の量から、歯茎の炎症や出血など歯茎の健康状態がわかります。
お口の清潔度
口腔内の細菌の数とアンモニアの量から、口臭の等の原因に関わることがわかります。
まとめ
今回は口臭の主な原因や唾液検査の方法、唾液検査からわかることについてご紹介しました。
当院では唾液検査の結果から、虫歯や歯周病になりやすいかどうか、これからどんなケアをしていったらいいかなど患者様それぞれに合ったケア方法をご提案いたします。
唾液はお口の中を清潔に保つ働きなど重要な役割を担っています。
唾液の分泌量が少ない、口が乾きやすいなど、唾液に関するお悩みもご相談ください。
唾液検査は、全ての人におすすめしたい検査です。ご興味のある方は当院スタッフまでお気軽におたずねください。
記事監修医
交野市倉治の歯医者
おがわ歯科こども歯科クリニック
院長・歯科医師 小川洋平
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