歯に良い食べ物の選び方と虫歯になりにくい食べ方のポイント
以前「噛む事の大切さについて」ご紹介しましたが、具体的にどのような食べ物が歯に良いのでしょうか?虫歯になりやすい食べ物・虫歯になりにくい食べ物の特徴や、虫歯になりにくい食べ方のポイントをご紹介します。
虫歯になりやすい食べ物の特徴
虫歯になりやすい食べ物は砂糖を含んでいる、歯にくっつきやすい、口に残りやすい、酸性が高いものが比較的多くあります。
具体的には、ガムやキャラメル、アメ、ジュース、チョコレートなどです。これらを食べた後は、口がねばついているような感じがあったり、甘い感じがしばらく残ったり感じることがあるかと思います。
虫歯になりにくい食べ物の特徴
虫歯になりにくい食べ物は、自然の甘み、噛み応えがある、食べかすが残りにくい特徴があります。
具体的には、りんごやサツマイモ、にぼし、チーズ、煎餅などです。よく噛むことで素材の旨味や甘みを感じられたり、料理のアクセントになる食材が多くあります。
しかし、虫歯になりにくい食材ばかり食べればいいというわけでもありません。
食事は楽しみながら食べることが一番です。両方を組み合わせて、栄養バランスも考えながら食べることが重要です。
例えば、柔らかい食材のアクセントにナッツ類をトッピングしたり、調理の際少し大きめに食材を切る、必要以上に火を通して柔らかくし過ぎないなど調理方法を工夫するといいでしょう。
お子様には砂糖ではなく、キシリトールを甘味料に使ったお菓子もありますので、そういったものを組み合わせると無理なく、楽しみながら続けることができるでしょう。
次に、虫歯になりにくい食べ方のポイントを押さえておきましょう。
虫歯になりにくい食べ方のポイント
① ながら食べはやめましょう
テレビを見ながらご飯を食べる方も多いとは思いますが、何かをしながら食べると、食べ物が口に入っている時間がどうしても長くなります。食事の時は食べることに集中して、行儀よく正しい姿勢で食べることでしっかり噛むことができます。
⾜の裏をしっかり床につけて椅⼦に座りましょう。特に小さいお⼦さんは⾜元がぶらぶらならないように台を置いて⾜が床に着くようにしましょう。
② 規則正しい食生活を意識しましょう
食べる回数が増えると虫歯のリスクも増えてしまいます。食べていない間は、唾液が歯を修復しています。だらだら長時間食べずに、食事や間食の時間をある程度決めて、規則正しい食生活をしましょう。お子様がいる方は、大人がしっかりと食事の時間や回数をコントロールしてあげましょう。
③ よく噛んで食べるようにしましょう
食べ物をゆっくりとよく噛むと、顎や歯が丈夫になるとともに、唾液の分泌がよくなり、消化を助けます。唾液には、お口の自浄作用がありますので、お口の中をキレイにしてくれます。また満腹中枢をコントロールしてくれますので、虫歯になりにくいだけでなく、肥満防止につながります。
食べ物を一口入れたらお箸を置いて噛むようにするといいでしょう。
よく噛むためのレシピも公開されていますので、参考になさってください。
噛む!カム!レシピ(テーマパーク8020)
http://www.jda.or.jp/park/knowledge/index13.html