歯の色が気になる!歯の色の原因や白くする方法の違い
春になると卒業や入学、新社会人など様々なイベントがたくさんありますね。この時期に多くなる傾向にあるのが歯の色についてのお問い合わせです。歯の色は印象にも関わってきますよね。
そこで今回は歯の色について、歯の色は何で決まるのか、日本人の平均的な歯の色や、歯を白くする方法などをご紹介します。
日本人の平均的な歯の色について
写真は歯科医院で歯の色を確認するときに使うシェードガイドという測定器です。
このシェードガイドの場合、日本人の平均的な歯の色はA3~A3.5とされています(シェードガイドによって種類や基準が違いますので、かかりつけの歯科医院でお尋ねください)。少し黄色みのある歯の色です。
写真左側のA1に近いほど、歯が白いという印象を与えます。
歯の質の違いが歯の色に影響しています
歯の色は、歯の質の違いによって変わります。
歯の外側のエナメル質は半透明であり、その内側の象牙質は黄色っぽい色をしています。この象牙質の色が半透明のエナメル質から透けて見えることで、歯の色が黄色みを帯びます。
例えばエナメル質が厚い場合や、透明度が低い場合は白っぽく見える、逆にエナメル質が薄い場合や、透明度が高いと黄色く見えるといった感じです。
このようにエナメル質の透明度や厚さ、象牙質の色などの組み合わせにより、歯の色が決まります。
また、加齢の影響でエナメル質が薄くなり歯の色が濃く見えるようになったり、遺伝も元の歯の色に関わることがあります。
虫歯や外傷などで、歯の神経(歯髄)が死んでしまい、黒く変色してしまうこともあります。
歯の着色汚れについて
コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなどの色素の強い飲食物やタバコのヤニよる色素が歯に付着し、蓄積すると歯が黄ばんでみえてしまいます。これらの表面的な着色は、着色の程度にもよりますが、歯のクリーニングで落とすことができます。
これらの飲食物を食べた後は、すぐに歯磨きやうがいをすることで着色をある程度予防することができます。
歯を白くする方法
歯を白くする方法は、ご自身の歯の色の原因や目的によって異なります。
元の歯の色を白くしたい場合はホワイトニング、着色の場合はクリーニング、被せ物や詰め物の色が気になる場合はセラミックなどの素材を使った審美歯科というように、目的や原因によって様々な選択肢があります。かかりつけの歯科医院でしっかり相談や説明を受け、それぞれメリットやデメリットを考慮し、患者様に合ったものを選ぶと良いでしょう。
まとめ
今回は歯の色について、歯の色は何で決まるのか、日本人の平均的な歯の色や歯を白くする方法などについてご紹介しました。
当院では、お口の見た目をきれいにするだけでなく機能面も考慮した審美歯科や、安全で効果的に行えるホワイトニング、お口を健康に保つクリーニングなどをご用意しております。患者様のお口のお悩みやライフスタイルに合わせてご提案させていただきますので、お気軽にご相談下さい。
記事監修医
交野市倉治の歯医者
おがわ歯科こども歯科クリニック
院長・歯科医師 小川洋平
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