「デンタルフロス」でピカピカ笑顔に!
お子さんの日々の口腔ケアに、デンタルフロスを使っていますか?実は、歯磨きだけでは歯と歯の間の汚れを完全に落とすことは難しいんです。そこで大活躍するのが、デンタルフロスです。
今回は、子どもの口腔ケアにもデンタルフロスが大切な理由についてご紹介します。
なぜデンタルフロスが必要なの?
歯と歯の間には、歯ブラシが届きにくいすき間があります。特に乳歯は、歯と歯の間の隙間が広く、食べ物が挟まりやすかったり、磨き残しが多くなる部分です。
磨き残したプラーク(歯垢)の中には、虫歯の原因となる細菌がたくさん含まれています。これらの細菌が作り出す酸が歯を溶かし、虫歯の原因となるのです。
デンタルフロスは、この歯と歯の間のすき間に入り込み、歯ブラシでは落とせない食べカスや歯垢を効果的に除去することができます。
デンタルフロスを使うメリット
歯ブラシのみの場合は58%、歯ブラシ+デンタルフロスの場合は86%までプラークを除去することができたという結果が発表されています。
むし歯や歯周病、口臭などの原因となるプラークを効果的に除去でき、お口のトラブルをしっかり予防することができます。
小さなお子さんへのデンタルフロスの使い方
小さなお子さんには、デンタルフロスを怖がってしまう子もいるかもしれません。無理強いせず、楽しく歯磨きができるように工夫することが大切です。
デンタルフロスは、糸まきタイプ、ホルダータイプがありますが、まずはホルダータイプが使いやすいでしょう。キャラクターの形をしたデンタルフロスを使ったりするなど、楽しく遊び感覚で始めて慣れていきましょう。
乳歯が生え揃う2歳ごろを目安に、仕上げみがきの時に使いましょう。間違った使い方をしてしまうと、歯茎を傷つける可能性がありますので、お子さんが小さいうちは必ず保護者の方が使ってあげてください。使い方がわからない場合は無理をせず、歯科医院で相談することをおすすめします。
まとめ
今回は、子どもの口腔ケアにもデンタルフロスが大切な理由についてご紹介しました。
デンタルフロスは、お子さんの歯の健康を守るためにとても大切なツールです。歯磨きと合わせて、デンタルフロスを習慣づけることで、お子さんの歯を虫歯から守り、健康な歯を保つことに繋がります。もちろん、大人の方にも使って欲しいツールです。親子で一緒に楽しく口腔ケアをして、予防の意識を高めましょう。
フロスの使い方だけでなく、お子さんの歯の生え変わりや歯並びなど、何か心配なことがあれば、お気軽にご相談ください。
参考
ライオン歯科衛生研究所
https://www.lion-dent-health.or.jp/mama-anone/baby-teeth/article/dental-floss-01/
記事監修医
交野市倉治の歯医者
おがわ歯科こども歯科クリニック
院長・歯科医師 小川洋平
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