今すぐチェック!口腔機能発達不全症のサインとその予防法
「口腔機能発達不全症」という言葉、耳にしたことがあるでしょうか?これは、食べる、話すなど、口を使って行う様々な機能が、年齢相応に発達していない状態を指します。近年の調査では、10代の半数近くが口腔機能発達不全症の疑いのある症状を経験しているという報告もあり、決して他人事ではありません。
今回は、口腔機能発達不全症についてご紹介します。
目次
まずは口腔機能発達不全症チェック
お子様のこのようなお悩みはありませんか?次のような症状が認められる場合は、口腔機能発達不全症が疑われます。
- 歯並びが悪い
- 口がぽかんと開いていることがある
- 食べ物をよく噛まずに飲み込むことがある
- いつも唇が乾燥している
- 鼻詰まりや風邪をひきやすい
- 口臭が気になる
- 食事に時間がかかることが多い
- 子どもが口を閉じたときに、顎にしわができる
- いびきをかく
口腔機能発達不全症が引き起こす問題
口腔機能発達不全症は、かみ合わせの異常、発音・言語の問題、嚥下(飲み込み)の異常、食事の困難、顔つきの変形、睡眠障害、虫歯や歯周病のリスク、集中力の低下など様々な問題を引き起こす可能性があります。
口腔機能発達不全症の予防方法
口腔機能発達不全症は、早期発見・早期治療が大切です。お子様のお口の成長が気になる方は、かかりつけの歯科医に相談することをおすすめします。
当院では、歯科相談を実施しています。親御様から見て悪くないような歯並びも、専門家である私たちからアドバイスさせていただきたく思うことが多くあります。まずはお気軽にご相談ください。
また、以下の予防方法を参考に、お子様のお口の健康を守りましょう。
バランスの取れた食事
よく噛んで食べることで、顎の骨の発達を促し、口腔機能の発達を促します。歯ごたえのあるものを柔らかいものなど色々な食感を組み合わせて、よく噛む工夫をしてあげましょう。
鼻呼吸を習慣づける
口呼吸ではなく、鼻呼吸を習慣づけるようにしましょう。
指しゃぶりなどの癖に注意
5歳頃を過ぎてもおしゃぶりや指しゃぶりをしたり、爪を噛むなど癖がある場合は、しないようにやさしく教えてあげましょう。
定期的な歯科検診
定期的に歯科医院を受診し、専門家による口腔内のチェックを受けましょう。
まとめ
今回は、口腔機能発達不全症についてご紹介しました。
口腔機能発達不全症は、早期発見・早期治療が大切です。お子様のお口の健康を守るためには、日頃から正しい食習慣や口腔ケアを心がけ、定期的に歯科医院を受診することが重要です。
もし、お子様の口元に気になることがあれば、当院までお気軽に歯科医院にご相談ください。
参考
公益社団法人日本歯科医師会
https://www.jda.or.jp/jda/release/cimg/DentalMedicalAwarenessSurvey_R4_11.pdf
記事監修医
交野市倉治の歯医者
おがわ歯科こども歯科クリニック
院長・歯科医師 小川洋平
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