歯を削るとどうなるの?親子で知っておきたい歯を守るポイント
歯を削ると、歯が弱くなってしまうって知っていましたか?歯は削るたびに弱くなり、最終的には歯を失うリスクも高まります。そのため、できるだけ歯を削らないこと、つまり「虫歯を予防すること」が何よりも大切です。
今回は、歯を削ることのリスクと、家族みんなでできる予防のポイントについてご紹介します。
目次
歯を削ると何が問題なの?
歯が弱くなる
歯の外側は「エナメル質」という硬い組織で覆われています。虫歯になった部分を削って薄くなると、虫歯になりやすくなったり、歯が欠けたり割れやすくなるなど歯が弱くなってしまいます。
刺激を感じやすくなる
歯を深く削って神経に近い部分まで削ると、冷たいものや熱いもがしみるなどの症状が出ることがあります。
削った歯は元に戻らない
歯は一度削ると、自然に再生することはありません。治療を繰り返すたびに歯はさらに弱くなる可能性があります。
歯を虫歯から守るための3つのポイント
毎日の歯磨きを習慣に
磨く順番や磨く時間など、正しい歯磨きの仕方を教えてあげましょう。 お子さんが小さいうちは、大人が仕上げ磨きをしてあげることも大切です。
定期検診を受ける
虫歯になってから歯医者さんに行くのではなく、定期的に検診に行きましょう。虫歯や歯周病の予防や早期発見につながるだけでなく、親御さんが検診を受ける姿を見せることで、お子さんも自然と予防の意識を持つようになります。
食生活を見直す
甘いお菓子やジュースを控えるのはもちろん、食事の際は噛み応えのある食材を取り入れることで、歯や顎の発達にも良い影響を与えます。バランスの良い食生活を心がけましょう。
家族みんなで取り組む予防の大切さ
子どもの歯は、大人の歯よりも虫歯になりやすいので、家族みんなで協力して歯を守ることが大切です。一緒に歯磨きをしたり、歯医者さんに行ったりする時間を楽しみながら、お子さんの歯を健康に育ててあげましょう。
万が一虫歯になってしまった場合でも、早期に治療することが大切。乳歯は生え変わるからと虫歯を放置すると、歯の生え変わりや将来の歯並びに悪影響を与える可能性があります。治療後も、虫歯を繰り返さないように予防を徹底しましょう。
まとめ
今回は、歯を削ることのリスクと、家族みんなでできる予防のポイントについてご紹介しました。
歯を削ることは小さいことと思っている方もいらっしゃいますが、天然の歯に勝るものはありません。削らなくて済むように、治療いらずの健康なお口を目指しましょう。
当院では、家族みんなのお口の健康をサポートしています。ぜひ、家族そろって歯を守る習慣を始めてみませんか?まずはお気軽にご相談下さい。
記事監修医
交野市倉治の歯医者
おがわ歯科こども歯科クリニック
院長・歯科医師 小川洋平
プロフィールはこちら