子どもの前歯の先端がギザギザしているのはなぜ?
お子さんの永久歯が生えてきたとき、「あれ?前歯がギザギザしてる!」と感じたことはありませんか?実は生えたばかりの永久歯にギザギザがあるのは、ごく自然なことなのです。
今回は、子どもの前歯のギザギザについて、その原因や注意したいポイントをご紹介します。
前歯のギザギザの原因は切縁結節
前歯の先端のギザギザは「切縁結節(マメロン)」と呼ばれます。永久歯が生えて間もない時期に多く見られる特徴です。乳歯には見られないこの形は、永久歯がつくられるときに3つの部分が合わさってできる構造の名残です。
このギザギザは、噛む・話す・食べるといった日常の動きによって自然にすり減っていき、徐々に滑らかな形へと変わっていきます。
注意が必要なギザギザもある
前歯のギザギザが全て切縁結節というわけではありません。前歯のギザギザが長期間残っていたり、大人になっても消えないことがあります。
このような場合は、食生活や歯並びの影響、歯ぎしりなどが影響している場合があるため、自己判断せずに早めに歯科医院で診てもらいましょう。
特に、歯並びや噛み合わせが原因の場合、しっかり噛むことができず偏食気味になったり、顎や消化器官に負担がかかってしまったり、全身の成長・睡眠・健康にも大きな影響を与えることがあります。
当院では歯科相談を実施していますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
まとめ
今回は、子どもの前歯のギザギザについて、その原因や注意したいポイントをご紹介しました。
生えたばかりの永久歯に見られるギザギザは、子どもの成長の自然な一過程です。多くの場合は心配いりませんが、歯の状態をしっかり観察し、気になることがあれば早めに歯科医院でご相談ください。
お子さんの健やかな歯の成長を一緒に見守っていきましょう。