今年の冬は要注意!感染症に負けない“強いお口”を作る5つの習慣
今年はインフルエンザが例年以上に流行しており、子どもも大人も体調管理が欠かせません。そんな中、実は「お口のケア」が免疫力を支える大切なポイントであることをご存じでしょうか?
お口は体の入り口であり、細菌やウイルスが侵入しやすい場所でもあります。口腔内が清潔に保たれていると、免疫細胞の働きが守られ、感染症のリスクが下がることがわかっています。実際に、口腔ケアを積極的に行うことでインフルエンザの発症率が減少したという報告もあります。お口のケアは新型コロナウイルス対策にもつながります。
もちろん歯磨きは大切ですが、お口のケアは歯磨きだけではありません。今年の冬を元気に乗り切るために、家庭でできるケアと、歯医者だからこそ伝えたいポイントをご紹介します。
目次
規則正しい生活が“お口の健康”の土台に

睡眠不足や食生活の乱れは、免疫機能の低下だけでなく、唾液量の減少にもつながり、虫歯・歯肉炎が起こりやすくなります。
早寝早起き、よく噛んで食べる、バランスの良い食事など日常のリズムが整うと、自然とお口の環境も整っていきます。
フッ素とキシリトールで虫歯に強いお口づくり

フッ素入り歯磨き剤・洗口液の活用や、キシリトール製品の併用は、子どもの虫歯予防に非常に効果的です。特にキシリトール100%のガムやタブレットは、虫歯菌の活動を抑え、家族で使える心強いアイテム。市販品は砂糖が入っているものもあるため、気になる方は当院でご相談ください。
当院ではトゥースフレンドリー協会認定品をお勧めしております。
これは、「食べてから30分以内に歯垢のpHを5.7より下に低下させないお菓子」すなわち、虫歯のことを気にせずに、いつでも安心して楽しめるお菓子に「歯に信頼」マークをつけることを認定したものです。
免疫を支える“唾液力”アップ
唾液はウイルスや細菌を流し、免疫を支えてくれる大切な働きを持っています。
噛む・飲み込む・話すための口腔機能が低下すると、唾液の量も減り、細菌が増えやすい環境になってしまいます。
よく噛んで食べる、口を大きく開ける/すぼめる運動をするなど、日頃からお口の体操を意識してトライしてみましょう。
歯科健診で見えないリスクをゼロに

虫歯・歯肉炎・汚れの残りは、ご家庭のケアだけでは防ぎきれないことがあります。
定期的なメンテナンスを受けたり、虫歯などトラブルの有無の確認、ちょっとしたお口の違和感やお悩みの相談もしていただけます。
ご家族そろって早めのメンテナンスが、お子さんの健康を守る大きな安心につながります。
舌磨きで細菌の温床を減らす
舌の表面にある「舌苔(ぜったい)」は、細菌や汚れがたまりやすく、口臭だけでなくウイルスが付着しやすい場所でもあります。歯ブラシを使用して、1日1回、舌の奥から手前に優しくなでるようにケアしましょう。
正しい方法を知りたい方は、かかりつけの歯科や、当院までお気軽にご相談ください。
まとめ
今年の冬を元気に乗り切るために、家庭でできるケアと、歯医者だからこそ伝えたいポイントをご紹介しました。お口の環境が整うと、免疫力が高まり、感染症に負けにくい体へとつながっていきます。
できることから一つずつ取り入れながら、ぜひご家族みんなでお口の健康を守っていきましょう。
気になることがあれば、おがわ歯科こども歯科クリニックへいつでもご相談ください。
参考
公益社団法人 日本歯科医師会
https://www.jda.or.jp/jda/release/detail_102.html













