子どもの歯ぎしりは成長の一環?
「子どもが寝ている間に歯ぎしりをしていて心配…」こんな不安を感じている親御さんも多いのではないでしょうか?実は、子どもの歯ぎしりは成長の一環として自然に起こるものです。
今回は子どもの歯ぎしりの原因や、歯科受診が必要なケース、当院の対応についてご紹介します。
目次
子どもの歯ぎしりがよく起こる主な原因
1.歯の生え変わり時期
子どもの歯ぎしりが多く見られるのは、乳歯から永久歯へ生え変わる時期です。この時期は、噛み合わせが不安定になり、無意識のうちに歯ぎしりをして噛み合わせを調整しようとすることが多くなります。
これは成長に必要な自然な反応なので、成長とともになくなっていくことがほとんどです。
2.口周りの筋肉の発達
子どもは成長に伴い、顎の筋肉や噛む力を発達させるために歯ぎしりをすることがあります。
3.緊張やストレス
大人と同じように、子どもも緊張やストレスを感じると、歯ぎしりをすることがあります。
保育園・幼稚園・学校などでの環境の変化や、運動やゲームなどで興奮なども影響することがあります。
こうした状況が続くと、歯ぎしりの頻度が一時的に増えることがありますが、環境が落ち着けば自然に減ることが多いです。
子どもの歯ぎしりは、一時的なものがほとんどですので、経過を見守って大丈夫です。ただし、次のような症状が見られる場合は、歯ぎしりが強すぎて歯や顎に負担をかけている可能性もありますので、歯科医院で相談することをおすすめします。
歯科受診を考えたほうがよいケース
- 歯が欠けている
- 歯や顎の痛みを訴える
- 頭痛や肩こりを訴える
- 歯ぎしりを頻繁におこなう
当院での対応
交野市倉治の歯医者「おがわ歯科こども歯科クリニック」では、お子様の歯の生え変わりや顎の成長が正しく行われているか、歯並び・噛み合わせのチェックや、生活習慣や食事のアドバイス、必要に応じてナイトガード(マウスピース)の作成や矯正治療のご提案を行います。
歯科相談も行っておりますので、お子様のお口のお悩みがございましたら、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。
まとめ
今回は子どもの歯ぎしりの原因や、歯科受診が必要なケース、当院の対応についてご紹介しました。
子どもの歯ぎしりや食いしばりは、成長の一環として自然に起こるものですので、基本的に経過観察で問題ありません。一方で、歯が欠けている・痛みを訴えるなどの場合は、歯科医院でのチェックをおすすめします。
また、親御さんができる範囲で、リラックスできる環境づくりや、よく噛む習慣をサポートしてあげると安心ですね。

記事監修医
交野市倉治の歯医者
おがわ歯科こども歯科クリニック
院長・歯科医師 小川洋平
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