歯の生え変わりーグラグラする乳歯についてー
乳歯から永久歯へ生え変わる際に、乳歯が抜けそうでグラグラしてくると、気になって指や舌で触ったり、食事や歯みがきのときに違和感や痛みがあったりすることも。今回は、グラグラする乳歯についてご紹介します。
乳歯が抜ける仕組み
乳歯の下には永久歯がすくすく成長しています。永久歯は、乳歯の下から乳歯の根っこを溶かしながら徐々に出てきます。
根っこが溶かされることにより、乳歯はグラグラして抜け落ち、永久歯へと生え変わります。
個人差がありますが、一般的には3歳頃までに乳歯が生えそろい、6歳~12歳頃にかけて乳歯から永久歯へと徐々に生えかわります。
こんなときどうすればいいの?
乳歯がグラグラしているのに、なかなか抜けない
グラグラしてきているのであれば、しばらく様子をみましょう。
2~3ヶ月くらい経っても抜けない場合は歯科医院で診てもらいましょう。
乳歯が抜ける前に永久歯が生えてきた
顎の骨の成長が小さく、永久歯が並ぶスペースがない場合に、乳歯の裏側や横から永久歯が生えてくることがあります。
乳歯がグラグラしていれば自然に抜ける場合もありますが、乳歯がグラグラしていないのに永久歯が生えてきた場合は、乳歯の根の吸収がうまくいっていない可能性もあります。少し様子を見ても抜けない、痛みがあるなど不安な場合は歯科医院で相談しましょう。
乳歯が抜けたのに永久歯が生えてこない
乳歯が抜けたにもかかわらず、永久歯が生えてこない場合は、まずは焦らず様子を見てください。特に上の前歯は、乳歯が抜けてもなかなか生えてこないことがあります。
2~3ヶ月くらい経っても永久歯が生えてこない場合は、歯科医院に相談しましょう。顎の骨の中に永久歯が埋まっている、あるいは、一部の歯が先天的に欠如している可能性もあります。レントゲンで、歯茎の中の永久歯の様子を確認します。
生えてきた永久歯がギザギザしているのはなぜ?
新しく生えてきた前歯の永久歯は、歯の先がギザギザしています。これは異常ではありません。永久歯が生え揃い、食事や会話などをしていく中で、自然と丸みを帯びていきます。
乳歯の生え変わりには個人差がありますので、気長に見守ってあげてください。
もし不安がある場合は、歯科医院で相談しましょう。
おがわ歯科こども歯科クリニックがある交野市では、1歳6か月児健診、2歳6か月児健診、3歳6か月児健診があります(詳しくは交野市ホームページ
(https://www.city.katano.osaka.jp/docs/2018030200046/)を参照してください)。
2歳6か月児健診終了を目安に、安心して相談できるかかりつけ歯科医院を持ちましょう。
歯の生え変わりや歯並びなどお口の成長を一緒に見守ってもらえるかかりつけの歯科医院があると心強いですね!
当クリニックでは、お子様がリラックスして診察を受けることができるように、家族一緒に過ごせるファミリールーム診察室を完備しています。
また、スタッフによる院内託児も行っておりますので、大人の方もお子様の事は安心して診察を受けて頂けます。院内託児希望の方は予約制となっておりますのでスタッフにお伝えください。
参考
公益社団法人日本口腔外科学会
https://www.jsoms.or.jp/public/soudan/ha/haetekonai/