お口の「食べる」働き

食べる働き

食べ物を食べるとき、お口の働きを意識して食べたことがありますか?一言で食べると言っても、歯や舌、口周りの筋肉などの複雑な動きが組み合わさって、食べるという動作を行っています。

今回は、お口の「食べる」という働きについてご紹介いたします。

 

食べるための口の働き

食べるためには、食べ物を取り入れる「摂取」、食べ物を細かく噛んで唾液とよく混ぜ合わせて飲み込みやすく細かくする「咀嚼」、飲み込む「嚥下」と言った一連の動作を行っています。その中で味を味わったり、温度を感じるなど様々な感覚を使って食べています。

これらのお口の機能が一つでもかけてしまうと、好きなものが食べられない、食事を楽しめない、栄養が取れないなどということにつながってしまいます。

 

食べることは協調運動

正しい食べ方とは、食べ物を前歯で噛み切り、唇を閉じ、舌で食べ物を口の奥に送るとともに唾液と食べ物をよく混ぜ合わせ、奥歯で食べ物を細かくつぶして飲み込むことです。

正しく食べるためには、歯が大切なのはもちろんのこと、舌や頬、口周りの筋肉など様々な器官を使って「摂食」「咀嚼」「嚥下」という一連の動作を無意識に行っています。

しかし、現代人は柔らかい食べ物を食べることが多く、正しく食べることができない人が増えています。柔らかい食べ物が多くなると、あまり噛まないので口周りの筋肉が正しく成長できない、唇が閉じられない、歯並びが悪くなる、よく噛めない、口呼吸になる、風邪や感染症になりやすいなど、様々なお口のトラブルに影響します。

 

正しく食べるためにできること

よく噛んで食べる

よく噛んで食べる

一口30回噛むことを目安にしましょう。また歯ごたえのある食材を加えたり、食材の切り方を変えるなど、自然とよく噛める工夫をしましょう。

よく噛んで食べることは、顎の成長を促します。お子様の場合、よく噛んで顎が正しく成長することで、永久歯が生えるスペースが確保されます。

 

お口のトラブルは予防・治療を

虫歯

虫歯や歯周病などで痛みがあったり、歯がグラグラしたり、抜けたままになっているとしっかり噛むことができません。お子様の場合は、乳歯は生え変わるからと言って放置してしまうと、永久歯の歯並びなどにも影響が出ることがあります。

トラブルを放置してしまうと、健康な歯やお口全体のバランスにも影響が出ることがありますので、しっかり治療し、健康な歯は悪くならないように予防しましょう。

 

オーラルフレイルの予防

誤嚥性肺炎

よく噛めない・飲み込みにくい・むせる・味を感じにくいなど年齢を重ねるにつれて、ふと感じたことはありませんか?これらの気が付きにくい口腔機能の軽微な低下をオーラルフレイルといいます。オーラルフレイルは見逃しやすいため、お口のケアやお口まわりの体操など早めの対応が大切です。

 

まとめ

正しく食べるためには、お口が健康であることが重要です。そのためには歯科定期健診やご自宅でのセルフケアが大切です。いつまでも美味しく楽しく食事ができて、健康な生活を送れると良いですね!

 

当院では子供のころから正しいあごの成長を促すために、正しい口腔機能を教えながら、子どもの矯正をすすめています。お子様の食べ方で気になることがあれば、お気軽にご相談下さい。

Leave a Comment

CAPTCHA


交野市倉治で治療をお考えなら、おがわ歯科こども歯科クリニックへ

検診、歯石取り、フッ素、矯正のご相談、
3か月先までのご予約も承ります。

ご予約・お問い合わせ

072-891-4182

※ご都合の良い時間をご予約ください。キャンセルや変更の際は、お早めにお電話にてお知らせください。

初診の方限定ウェブ予約 初診の方限定ウェブ予約