カリエスリスクとは?虫歯になりやすい人の特徴と予防方法
記事公開日:2023年9月26日/更新日:2026年4月22日
「きちんと歯を磨いているのに虫歯ができてしまう」「家族でも虫歯になりやすい人と、なりにくい人がいる」このような経験はありませんか?
虫歯のなりやすさは 「カリエスリスク」 と呼ばれ、お口の環境や生活習慣によって大きく変わります。
当院でも、同じ年齢の子どもでも 「虫歯ができやすい子」と「ほとんどできない子」がはっきり分かれます。当院では、虫歯が多い子の多くに「間食の回数が多い」「仕上げ磨きが不十分」という共通点が見られます。その違いを知ることが、効果的な虫歯予防の第一歩です。
今回は、虫歯ができる原因や虫歯になりやすい生活習慣、歯科医院で行うカリエスリスクの検査についてご紹介します。
目次
虫歯ができる原因|カリエスリスクの3つの要因
虫歯は、次の 3つの要素が重なり、時間が経つことで発生します。
- 細菌
- 糖分
- 歯の質
この3つがそろうと、お口の中で酸が作られ、歯が少しずつ溶けて虫歯になります。

①細菌(ミュータンス菌)
虫歯の主な原因となるのが、ミュータンス菌という細菌です。
ミュータンス菌は、食べ物に含まれる糖分を栄養にして増殖し、プラーク(歯垢)を作りながら酸を出します。
この酸が歯を溶かすことで虫歯が始まります。
②糖分
糖分はミュータンス菌のエサになります。
甘いお菓子やジュースなどを頻繁に摂取すると、細菌が酸を作る回数が増え、虫歯のリスクが高くなります。
特に注意したいのは次のような食品です。
- ジュース
- スポーツドリンク
- 飴やグミ
- 甘いお菓子
これらをだらだら食べ続ける習慣は危険です。
③歯の質
歯の表面を覆うエナメル質の強さには個人差があります。
特に乳歯は永久歯よりエナメル質が薄いため、子どもの歯は虫歯が進行しやすい特徴があります。また、生えたての永久歯は弱く、当院でも、生え替わりの時期に虫歯ができるケースが多く見られます。
そのため、小児歯科では早期の予防がとても重要です。
虫歯になりやすい人の習慣
次のような生活習慣がある場合、カリエスリスクが高くなる可能性があります。当院でも、虫歯が多い子の多くに次のような生活習慣が見られます。
歯磨きが1日1回以下、または自己流
歯磨きの回数が少なかったり、磨き残しが多いと、プラークがたまり虫歯の原因になります。
特に磨き残しが多い場所は、
- 奥歯の溝
- 歯と歯の間
当院でも虫歯ができやすい場所としてよく見られます。そのため、患者さんのお口の状態に合わせた ブラッシング指導 を行っています。
間食の回数が多い・だらだら食べ
お口の中では脱灰(歯が溶ける)、再石灰化(歯が修復される)というサイクルが繰り返されています。
しかし、食事や間食の回数が多いと再石灰化が追いつかず、虫歯リスクが高くなります。

甘いものをよく食べる
糖分はミュータンス菌のエサになるため、虫歯リスクが高くなります。特に長時間お口に残る甘いお菓子やジュースなどは注意が必要です。
歯医者にしばらく行っていない
虫歯は初期の段階では痛みが出ないことが多く、気づかないうちに進行します。
当院の定期検診では
- 虫歯の早期発見
- 歯のクリーニング
- フッ素塗布
- 生活習慣のアドバイス
などを行い、虫歯を予防します。

当院で行うカリエスリスク検査

虫歯予防のために、唾液検査や位相差顕微鏡を使って、お口の環境を詳しく調べることができます。
当院では、患者様のお口の状態を正確に把握し、効果的な予防につなげるためにこれらの検査をおすすめしています。
唾液検査でわかること
- 唾液の量・質
- 虫歯菌の活動性
- 口腔清掃状態
- 食生活の傾向
→ 数値やグラフで見えるため、改善点を理解しやすいのが特徴です。
位相差顕微鏡でわかること
- 実際の細菌の動き
- プラークの状態
- リスクの高い菌の有無
→ ご自身で画面を見て菌の様子を観察できるため、予防意識が高まります。
当院が考える子どもの虫歯予防で大切なこと

当院では、虫歯だけでなく、お口の成長や歯並び、生活習慣まで含めて総合的に予防を行うことを大切にしています。
例えば
- よく噛んで食べる習慣
- 姿勢や食べ方
- 口呼吸の改善
- 歯並びのチェック
などは、お口の健康と大きく関わっています。
おがわ歯科こども歯科クリニックでは、「なぜ虫歯ができるのか?」「どうすれば減らせるのか?」を一緒に考えながら、お子さまの成長に合わせた無理のない予防計画をご提案しています。
まとめ
虫歯のなりやすさ(カリエスリスク)は
- お口の細菌
- 食生活
- 歯の質
- 生活習慣
などによって変わります。
虫歯を防ぐためには、まず自分のお口の状態を知ることが大切です。
お子さまの虫歯リスクが気になる方は、まずは一度お口の状態をチェックしてみましょう。当院では、お子さまの成長に合わせた予防方法をご提案しています。親子や家族で通いやすい空間づくりや、歯並び相談なども行っておりますので、お気軽にご相談下さい。
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記事監修医
交野市倉治の歯医者
おがわ歯科こども歯科クリニック
院長・歯科医師 小川洋平
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