子育て奮闘中のお母さん達に知って欲しい事 第11話:よくいただく質問にお答えします
今回はよく質問をいただく内容についてお答えしたいと思います。
A1 ゆっくりとした発育ですが焦ることはありません。最初に生える歯は下の前歯で、生後6ヶ月頃に顔を出し始めます。これは目安であって個人差があります。
1歳の誕生日頃に生え始めることもあります。1歳3ヶ月頃になってもまだ歯が生えてこないようなら、歯科医院で調べてもらいましょう。
あくまで目安は一番平均的な所に時間軸をあてているのでそこから早い、遅いは重要ではありません。今後その子の通る道位に考えてもらうといいと思います。
離乳食は、月齢ではなく、お口の機能の発達段階に応じた食形態にすることが大切です。舌と上あごで押しつぶせる硬さから歯ぐきでつぶせる硬さのもの(線維性の弱い野菜をゆでで軟らかくしたものなど)を与えてみてください。
A2 1歳を過ぎても、唾液を吸い取るようなパサパサしたものは食べにくいものです。その場合は、他の食材と混ぜて調理すると良いでしょう。例えば、半分に切った固ゆで卵の黄身に少量のマヨネーズを混ぜて、白身の中に戻します。さつまいもも蒸したものは水分量が減って食べにくいのですが、果汁や牛乳で煮ると食べやすくなります。カボチャや栗も同様です。
1~3歳頃に食べにくいものをまとめてみました
- 唾液を吸い取るもの パン・さつまいも・ゆで卵の黄身・栗
- 薄いものワカメ・レタスなど。(上下の第二乳臼歯がしっかり噛み合わないうちは、噛み切りにくいものです。)
- 皮があるもので豆類は皮があるため噛みにくいものです。トマトやキュウリなどは皮をむけば2歳頃でも食べられます。
- 小さすぎるものでごまやひき肉など、そのもの自体が小さいものは噛みつぶせません他のものに混ぜるなどして調理しましょう。
A3 1歳から(第二乳臼歯がしっかり咬み合う)3歳頃までは、噛み切れないものがまだたくさんあります。離乳食期が終わったから大人と同じものが食べられると思ってお料理に出すと、吐き出すことが多くなります。
吐き出した場合は、まだ噛み切れないのかもしれないと理解し、細かく切って他の食材に混ぜてみるなどの工夫をしてみましょう。
A4 離乳初期から濃い味付けに慣れると、大人になってもなかなか薄味になれません。薄味だと素材そのものの味を楽しむことができます。また、濃い味付けのものや油っこいものばかり食べていると、成人後に高血圧や心臓病、糖尿病などの生活習慣病になりやすいため、それを予防する観点からも薄味で育てましょう。
この他、お子さんのお口の成長に関してご質問がございましたらお気軽にご相談下さい。
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大人とこどものための歯医者さん津田駅の歯医者おがわ歯科こども歯科クリニックの小川でした。